2016年12月28日水曜日

ちび丸大和の製作 その3(完成)

もう挨拶のレパートリーが尽きて来ました。渡部です。
前回初月の記事にすると書きましたが、年内の竣工が無理そうなので先に大和を完成させました。



艦首の旗竿に真鍮線を追加。構造上見え辛いのでそれほど優先度の高い工作ではないです。



後部艦橋。手すりは一番上の部分にだけ用意されてます。



後部マストですが、電探を支持するブーム?を作り直そうと思ったのですがいつの間にやら9割方自作になりました。
太い方が0.5mm真鍮線、細い方が0.19mmの手芸用銅線(ビーズ細工とかに使う線)を使ってます。
半田付けでの製作を試してみたのですが、未だ半田の性質を把握して無いこともあって製作は難航しました。クリーム半田なるものがあるとのことなので試しに買ってみようか。
ちなみに船体側の取り付け穴は0.5mmだとスカスカなので埋めた方がいいですが、完成すると煙突の陰になって見えづらいので、マストが安定する様なら処理しなくても見栄えにはほぼ影響しません。



で、13号電探を付けた状態ですね。組み立て難度が高いエッチング部品ですが、アフターパーツに変えないと残念な出来になる部分ですので挑戦すべきでしょう。
幸いちび丸大和の純正エッチングに入っている13号は1/700用と同じ物の様なので、不安な方はエッチング電探セットを予備に買ってもいいですし、今の自分には無理だという方にはピットロードのNEシリーズやファインモールドのナノドレットを使うという選択肢もあります。

で、Twitter上で冬のナナニイ爆撃機祭ってのがありまして、そちらの開始時刻に間に合わせようと急いでいたせいで、煙突と艦橋は写真撮り忘れました。開催時期は今冬いっぱい、途中参戦OKなお祭り企画らしいので興味ある方はぜひ参加を。

煙突の方はエッチングを使うと上から中が見えるので内側を黒く塗る事、菊水マークのシールを使う場合はエッチングパーツの前にシールを貼る事がポイントですかね。艦橋は窓をメッキシルバーNEXTの上からクリアブラックで塗装しました。21号電探とループアンテナは除去跡をしっかり整形し、ちゃんと接着してやるとよしです。

最後に水性アクリルのクリアーブラック(クリアーの比率高め)とエナメルシルバー(ドライブラシ)で仕上げて完成ー。旗も付けましたヨ。





仕上げの黒と銀がいい感じになりました。


各砲と15m測距儀は旋回します。と言っても砲でまともに回るのは高角砲と1番副砲だけですが。


今回一番てこずったのは間違いなく後部マストです。電探周りはともかくマスト本体はプラ部品のままの方がきれいな上にデフォルメが効いてて良かった気がします・・・。

という訳でちび丸大和、年の瀬に駆け込みで完成させました。
艦これがきっかけでプラモを本格的に始めることになったのに、艦船の完成品が1つも無いまま一年が終わるというのは避けたかったので一安心。
ちび丸はデフォルメという事もあって考証とかを深く考えずに組んでも不都合無いのがいいですね。次作ることがあったら高雄型を作ろうかなと思ってます。扶桑や睦月が発売されるなら話は別ですが。
それでは、ワタノベクリエイト工房誌、2016年の更新はこれまでとなります(多分)。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。