2016年4月10日日曜日

1/700伊400潜を作る・その2.5

渡部です。本日2回目の更新です。
あれから伊号の方は進んでいませんが、一寸気付いた事があるので備忘録として。

その1にて若干触れていますが、キットの太さについてです。

艦これピクトリアルモデリングガイド2に1/350伊-400の作例が載っているのですが、その記事の中で晴嵐格納筒の内径が書かれています。
それによれば、内径は3.65m。1/700で約5.214mmとなります。
対してキットのパーツはというと、アオシマ製が内径約4.5mm、童友社製は“外径”4.9mm。アオシマは削り込めば内径を合わせる事は可能かもしれませんが、童友社はどうしようもありません。
よって上部構造物は前部3連装機銃台後方のRに少々違いがある以外は、アオシマ製が正確に再現していると言えそうです。

そして船体ですが、アオシマ製はアンテナが省略されている上に甲板の幅が狭いです。当方がソースとさせて頂いている春園燕雀様のツイートでは「アオシマ船体にピットロードの上部構造物」を提案されていましたが、上記の寸法の問題により、見た目のバランスは良くても数値の上では間違い、と言う状態になります。対する童友社製は断面形状に間違いが有りますが、これはその2にて当方が行ったように修正は可能です。少なくとも上部構造物を修正やスクラッチするよりは難易度は低いと思います。

当方はピットロード製伊-400を所持していないので正確なことは言えませんが、上記の童友社はピットロードに置き換えてもほぼ同様と思われます。 双方共に上下分割でフルハルにしているキットです。断面形状の問題も共通しています。

よって、結論としては「ピットロードor童友社の船体を修正の上でアオシマの上部構造物を載せる」が数字の上では現状の最適解であると思われます。春園燕雀様とは逆の答えが出ました。燕雀様は寸法の正確性は求めていないので比較は出来ない事ですが。

当工房ではアルペジオ版401を入れて4隻の伊-400型が有りますので、その内2隻を上部構造物を交換して制作していきたいと思います。

後は前部甲板のスロープ部分と左舷中央付近の鉄甲板?の解釈が両社で違いますね。これについては当方では資料を入手していないので判断できかねます・・・。

本記事が皆様の制作の参考になれば幸いです。それでは。

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