2017年7月29日土曜日

SWEET 1/144 零戦の製作第1回

渡部です。今回は軽く組んでみた1/144零戦21型を掲載。
尚タイトルが第1回となっているのは複数回作るつもりだからです。

SWEETの零戦は2004年初出のキットです。操縦席以外はいい出来のキットだと思います。今回購入したのはNo.18のデカールが付属し、昭和18年にラバウルに居た空母瑞鶴所属A1-1-110番機か118番機を再現できる物です。尚機番は推定との注釈あり。
1機入り600円で透明のビニール袋に入っており、「キット付属のデカール」といった印象を受けました。2機入りの箱に入ったキットもありますので一機だけ欲しい人やデカール狙いの人以外はそちらを推奨します。



構成はランナー1枚+風防+デカール。
指定の機体色はガイアカラーのNo.213灰緑色。成型色もそれに準じています。が、今回はクレオスMr.カラーの明灰白色を使用。私考証派じゃないのでイメージに合致する色で塗っていきます。やはり零戦の塗装は美しい白ですよ。

それでは製作。とは言っても今回は素組みに瓶生塗料での全塗装。モチベ維持の為に作るので加工はしません。



ランナーから全部外して、買ったはいいが使い所が分からず眠らせていたクレオスのGXアイスシルバーを塗りました。金属感は良いですが完全にジュラルミンの色では無いですね。



明灰白色以外の部分をメッキシルバーNEXTやカウリング色等で塗り組み上げ。これで終わらせても良い気がしてます。

そして本体の塗装ですが・・・見事に失敗しました。
隠蔽力が足りず厚塗りしてしまい、モールドが全滅。仕方なく塗膜を全て落とし、下地無しで塗る事となりました。さようならアイスシルバー。
ちなみにキットの合いは良好で、隙間が出来るのは尾翼付け根くらいでした。仮組無しでスムーズに組み上げ。半ば諦めているフジミの瑞雲を弄った後なんで非常に良い気分で作れました。

デカールも貼って、出来上がったのがこちら。



ちなみに1機入りのキットには日の丸は入って無い様なので注意。紫電改カラーセットの紅色で塗りました。

アンテナ線も張って、エナメル塗料でちょいちょいっと塗って完成です。気楽に組めました。





スミ入れではみ出しの拭き取りの際に擦り過ぎてデカールを破ってしまったのは反省点です。小スケールの場合明るめの塗装をした方がいいと聞きましたが、私のイメージより灰色なのはそのせいでしょうか。

製作の際の注意点として、14番の部品が紛失しやすいです。大きさは1/700の機銃弾薬箱くらいですかね。もしくは駆逐艦のフェアリーダー。

価格もスケール相応に安く、とりあえず組みたい時にお勧め出来るキットです。そして同スケールのコアファイターと並べるとコアファイターの小ささがよく分かります。



Vガンのコアブースターがこのサイズです。どこに核融合炉積んでるんでしょうか。

塗装の練習に丁度良い感じだったので、個人的には1/144スケールの二次大戦時の航空機キットが色々欲しいです。自分で作れればいいんですが。
・・・データ作ってDMM.makeに上げたら買う人居ますかね?

やりたい事は多々あれど、知識も技術も不足していて実現には至らず。平凡な作品を作る日々が続きそうです。下積みと考えて程々に頑張ります。

今回はこの辺で。それでは。

2017年5月1日月曜日

渡部のアナログゲームプレイ録 第2回 TRPG「冒険王道 初級」

渡部です。アナログゲー第2回はTRPG。
ついにTRPGに初挑戦したのです。しかもGM。参加者全員初めてだったので提案者である私がGMになりました。使い捨て出来るお話のネタ持って無いんだけどなぁ・・・。

さて、今回遊んだのは「冒険王道 初級」。ネット上で無料公開されている、小学校等のクラブ活動とかで使われる事を想定されているシステムです。本当はアリアンロッド2Eやるつもりでサプリも買ってたんですけどそちらは難しすぎるとのこと。カタカナ横文字が一杯で言葉の意味が分からないと言われました。残念。
さらに、ルルブをじっくり読むのは無理、A4用紙1枚に纏めてくれと言われたのでサマリーシート的な物も製作。剣と魔法のファンタジー物に一切触れた事が無い人も居たので難航しました。
最終的に、「TRPGとは何ぞや」という所は事前に口頭で説明、A4用紙の表にゲームのざっくりとした流れとダイスの使い方の説明、裏に発言時の注意点を書き(サイト「TRPG every day」様の初心者向け記事を参考にさせて頂きました)、プレイしながら説明していく形になりました。今回はチュートリアルセッション。流れを把握してもらう事に注力しました。自分も初プレイだったので、GMそっちのけでプレイヤー間の会話で進行したり、かなりアバウトな感じで進みましたね。

キャラクター作成はシステムの解り易さにも助けられて特にトラブルも無く進みました。名前を「ああああ」にした人が居たのには笑いましたが。ただ事前説明の仕方が悪かったのか、旅に出る事前提のキャラ設定を構築されたのでストーリーもそれに引っ張られる事に。「村長から旅に出る許可を貰う為に試験としてゴブリンを倒す」というお話になりました。

セッションはGM(私)の語りからスタート。最初の方は「ここまでの話を聞いて、皆さんのキャラの反応はどうでしょう?」等とこちらから発言を促したりしましたが、話が進むと自分達で話を膨らませられる様に。石橋を叩いて渡る慎重さで小屋の扉を開けて中に入るまでかなり時間がかかったりしまして、ゴブリン1体を奇襲で倒した所で時間となり、エンディングをさっさと終わらせて今回は終了しました。

予定していた増援ゴブリンをカットした為ダイスを振らずに終わったプレイヤーが出てしまったのは反省点でしたが、話の進め方、探索の仕方、判定と戦闘のやり方を説明出来たので、TRPGを理解して貰うという当初の目標は達成出来たかなと思いました。プレイ前にマタンガ!を遊んでウォーミングアップしたのも良かったかもしれません。


ゲームシステムの感想ですが、最低限に抑えられたルールに助けられました。
ダメージ計算と行為判定以外はルールによる裁定ではなくシナリオとロールプレイによりゲームが進行するので、状況に合わせたアドリブでの進行がし易いです。出任せのシナリオ進行でしたが何とかなりました。私はアリアンしか知らないのでシーンの区切り等はアリアンロッドに準じた構成になりましたが、冒険王道側にシナリオ構成に関するルールが無い為に、アリアン風のフェイズ・シーン制のシナリオ進行が不都合無く使えました。

慣れてきたら中級に移行するのも良いですが、ソード・ワールドやアリアンロッドといったメジャーなシステムへの移行も、初級をベースに少しずつルールを開放・変更していくことで出来そうです。大きな問題はキャラメイク方法の違いが大きい事ですが、それは後で考えましょう。

今回は石橋を叩き壊しそうな慎重さで進んだ為に時間内に予定したイベントを全て出来ませんでしたが、進行の仕方に少し慣れれば1時間程度でゲームデザイン時に想定された長さのセッションをクリア出来る様になると思います。ファンタジー物を想定しつつ最低限で纏められている為に進行やロールプレイのルールが一切無いので、戦闘の無い、ロールプレイに任せたシナリオも可能に思えます(その場合冒険王道のシステムが有名無実になるのでGMの手腕が問われますが)。

戦闘時の移動量等、規定の無い部分での判断に難点がありましたが、アウトレンジからの奇襲なんてそう何度もあるとは思えないので(小屋の中で寝ている敵を相手に一旦外に出てから遠距離攻撃で始末するのは想定外だった)、通常のプレイで特に問題になる事は少ないかと思われます。というか小屋に入った所で全員に忍び足の判定させればよかった。

初回故上手く出来なかった部分もありましたが、参加者全員TRPGを楽しめたのでゲームとしては成功したと言えるのではないかと思いました。一話完結の話のネタが無いので、出来るだけ早くGMを持ち回りにするかキャンペーンに入れる様にしたいです。

今回作成したサマリーシートらしきものはこちらから見れます。
欲しい方は「ファイル>形式を指定してダウンロード」からどうぞ。

最後に愚痴を。FEARはAR2Eスキルガイド2の増刷なり電子書籍化なりして下さい。プレ値じゃ新規が手を出せません。

それでは今回はこの辺で。

2017年4月28日金曜日

渡部のアナログゲームプレイ録 第1回 「マタンガ!(自作Ver.)」

渡部です。そろそろ田植えの時期ですね。
私が現在精神科のデイケアに通っている事は以前ちょろっと書いたかもしれませんが、そこではゲームの時間が組まれています。みんなでトランプとかをする時間だったんですが、時々私物のゲームを持ち込ませて頂いているので、その際の感想とかを書き残しておこう、というのが今回の記事です。不定期連載の予定。

尚、非電源ゲームとかテーブルゲームとか呼び方は色々ありますが、本ブログ内では基本的にアナログゲームと呼称します。

今回遊んだのは「マタンガ!」というゲームの自作版。何故自作版かと言うとAmazonに在庫が無かったからですこんちくしょう。
まあ専用の鉛筆・ダイスが無いので普通ので妥協しましたが、それでもかなり楽しめました。



準備物

プレイシート 人数分
1~60の数字がランダムに書いてある紙。ベーシックなタイプでしたらExcelで関数使えばいくらでも生成出来ます。

鉛筆 1本
本来は柔らかくてぐにゃぐにゃ曲がる専用の物を使用するのですが、今回は一般的な鉛筆を使用しました。

6面ダイス 1個
こちらも専用の物の代わりに、1と6の面に鉛筆の絵を描いた紙を貼った代用品を使用。若干出目が偏るかもしれませんが今回のプレイでは問題は出ませんでした。

以上はゲームを購入すれば入手できます。

プレイヤー 2~5人程度
一緒に遊んでくれる友人は大切にしましょう。今回は5人で遊びましたが、鉛筆を渡すのに支障のない範囲なら何人でも行けそうです。


ルール解説。スタートプレイヤー(ルールでは最も若い参加者)から時計回りにダイスを振っていき、鉛筆マークを出したひとが鉛筆の使用権を手に入れます。

他のプレイヤーは引き続き順番にサイコロを振り、鉛筆マークが出せたならその人に鉛筆の使用権が移ります。これを繰り返します。

使用権を持っている人は鉛筆でプレイシートの数字を1から順番にマークしていき、全ての数字をマーク出来た人が勝ち。


ダイスの状況を気に掛けながら数字を探していく、2つ同時に行わなければならないので頭を使いますね。ダイスを振っていると自分が何番までマークしたのか忘れてしまい、せっかく手に入れた鉛筆使用権が現状確認をしている間に終わってしまうという事が何回もありました。

ゲームスピードが速く、ヒートアップしてくると全員が全員を急かすので慌ただしいです。それがまた楽しい。プレイヤー同士の遠慮が無くなるので、本命のゲームをやる前に1回だけやってみるというのも良いですが、疲れて他のゲームが出来なくならない様に注意です。

後、今回のプレイで勘違いしていた人がいたので補足として書いておきますが、1回の鉛筆使用権でマーク出来る数字の数は1つじゃないです。他のプレイヤーが使用権を手に入れない限り、いくらでもマーク出来ます。


・・・とまぁ、こんな感じです。
今回は全て代用品で済ませましたが、かなり盛り上がったのでいつか購入したいですね。
今後もアナログゲームを遊んだら書いていくのでよろしくお願いします。
同じ日にTRPGに初挑戦したので、第2回は近日中に上げます。

それでは今回はこの辺で。

・2017.4.29 追記
プレイシート生成用データを公開してみます。googleスプレッドシートですので「ファイル>形式を指定してダウンロード」からお持ち帰りください。改変可。
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